Looking Back with Music

　ギター＆ヴォーカルのドニータ・スパークスの超過激なパフォーマンスでも有名なロサンゼルス出身の女性グランジ・バンド＝L7。 彼女等がグランジの第一人者ニルヴァーナ がデビューしたシアトルのインデペンデンス・レーベルのサブ・ポップからスラッシュに移籍して発売した サードにしてメジャー・デビュー・アルバム「ブリックス・アー・ヘヴィ」に収録された曲。
　ガールズ・バンドとは思えぬパワフル＆ハードな演奏と延々と繰り返されるギター・リフで一度聴いたら病み付きになってしまうグランジの名曲！！
　この曲は２本の映画でサウンドトラックとして使用されているが、曲の内容からして当然といえば当然だがホラーとヴァイオレンスという組み合わせ。
　１本はスティーヴン・キング原作の映画「ペット・セメタリー 」の続編１９９２年の「ペット・セメタリー２ 」でウサギの皮を剥ぐというちょっと？グロテスクな場面で使用されている。
　もう１本は、原作がクエンティン・タランティーノ、監督がオリバー・ストーンという ヴァイオレンス・アクション・青春・ロマンス・ムービー（なんだこのジャンル）の快作１９９４年の「 ナチュラル・ボーン・キラーズ 」。 映画が始まってすぐぐらいでのジュリエット・ルイス扮するマロリーがドライヴ・インで大暴れするシーンでジュークボックスから流れています。 ナイン・インチ・ネイルズ のトレント・レズナーが音楽プロデュースを担当したこの映画のサウンドトラック盤 も、ボブ・ディランの歌うスタンダード・ナンバー「ユー・ビ・ロング・トゥ・ミー」などバラエティーに富んだ内容で必聴です。
(FEBRUARY 9, 2013)