Looking Back with Music

収録曲
1. Twins  Philip Bailey & Little Richard
2. Brother to Brother  The Spinners
3. It's Too Late  Nayobe
4. I Only Have Eyes for You  Marilyn Scott
5. Yakety Yak  2 Live Crew
6. Now Way of Knowin'  Henry Lee Summer
7. The Train Kept A-Rollin'  Jeff Beck, Andrew Roachford, Tony Hymas & Peter Richardson
8. The Stumble  Jeff Beck
9. I'd Die for This Dance  Nicolette Larson, Jeff Beck, Terry Bozzio & Tony Hymas
10. Going to Santa Fe  Randy Edelman
11. Turtle Shows  Bobby McFerrin & Herbie Hancock
12. Main Title Theme  Georges Delerue

　アーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デヴィートが、 ある研究のための体外受精で生まれた似ても似つかない双子を演じたコメディー映画のサントラ盤。
　１．タイトル曲はアース・ウィンド＆ファイアー のフィリップ・ベイリーと、ロックン・ローラー＝ リトル・リチャード のデュエットによる超強力ナンバー！ 映画ではエンド・ロールに流れます。
　２．「ブラザー・トゥ・ブラザー」、デトロイト出身のＲ＆Ｂヴォーカル・グループ＝ スピナーズ の曲。映画の後半、兄弟が別れてシュワルツェネッガーがデヴィートを探すシーンに使われています。
　３．「イッツ・トゥ・レイト」、パーカッションがカッコイイ、ラテン・アメリカンな曲調のダンス・ミュージック。 キャロル・キングの代表曲に同名の曲がありますが別の曲 です。
　４．「アイズ・フォー・ユー」、オリジナルはかなり古く、ドゥー・ワップ・グループ＝ フラミンゴス の１９５９年のヒットが有名な曲。 ここではアメリカの女性ジャズ・シンガー＝マリリン・スコットが歌っています。バックの不思議なコーラスとドリーミーな雰囲気はフラミンゴスのヴァージョンを踏襲しています。
　７．「トレイン・ケプト・ア・ローリン」、いよいよジェフ・ベック登場！ ヤードバーズ時代からのレパートリー としてもお馴染みなハード・ロックの名曲。 ここでもギターをハードに弾きまくっています。アンドリュー・ローチフォードのヴォーカルもＧｏｏｄ。劇中にもチラッと演奏シーンが映ります。
　８．「スタンブル」、シャッフル・ビートがここちよい、ベック演奏によるインスト・ナンバー。オリジナルはブルース・ギタリストの フレディ・キング 。ジョン・メイオール＆ザ・ブルースブレイカーズでのピーター・グリーンの名演 も忘れてはいけません。
　９．「ダイ・フォー・ディス・ダンス」、アルバム中で一番のお気に入りはこの曲。既に故人となっている ニコレット・ラーソン （1997年12月16日没）が劇中で歌う姿もあります。 もちろんギターをはジェフ・ベックです。
　10．「ゴーイング・トゥ・サンタフェ」、劇中のドライブ・シーンで流れるピアノが印象的な曲。アルバム中でも好きな曲です。作曲はランディ・エデルマン。
　以上のように個性のあるアーティスト達が多数参加し、いろいろなジャンルの曲をコラボレーションしています。 中には意外な組み合わせがあったりして映画を見ていなくても充分に楽しめる、なかなか聴きごたえのあるアルバムです。
　ちなみに映画 の方はシュワルツェネッガーのコメディー演技もなかなか見ごたえがあり（？）笑えて最後はホロっとさせるところもある作品になっています。 (March 31, 2013)　add(July 28, 2013)