Looking Back with Music

収録曲
1. Green River
2. Commotion
3. Tombstone Shadow
4. Wrote a Song for Everyone
5. Bad Moon Rising
6. Lodi
7. Cross-Tie Walker
8. Sinister Purpose
9. The Night Time is the Right Time

　クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル（ＣＣＲ）というバンドは、実質４年ほどの活動の中で 両面ヒットを含めて２０曲近くをヒット・チャートに入れたまさにヒット・メイカーで、 シングル・アーティストのイメージがありますが、アルバムもシングルに負けないほど素晴しいものを残しています。
　「グリーン・リヴァー」は、そのＣＣＲのサード・アルバムで、最高のロックン・ロール・アルバムです。
　１曲目はシングルとしても大ヒットしたアルバム・タイトル曲で、 デビュー曲「スージー・Ｑ」(Suzie Q) を思わせるリズムが印象的ですが、演奏はより洗練された感があります。
　2.「コモーション」は、エルヴィス・プレスリーがデビュー当時に在籍していた サン・レコード の音を蘇らせたようなロカビリー・テイスト全開の曲です。
　5.「バッド・ムーン・ライジング」もシングルとして大ヒットしましたが、数あるＣＣＲのヒット曲の中でも、 これぞＣＣＲという代表作と言ってもよいと思います。
　6.「ローダイ」は、ゆったりとしたリズムとジョン・フォガティの書いたメロディが心地よい名曲です。
　7.「クロス・タイ・ウォーカー」は軽い感じのロカビリーです。
　8.「黒い陰謀」は、どちらかというとアルバム中では目立たない曲ですが、 発表当時(1960年代後半)の曲という雰囲気が一番するような気がします。
　9.「ザ・ナイト・タイム・イズ・ザ・ライト・タイム」は、ジョン・フォガティのシャウトが アルバムの最後を飾るに相応しい、最高のトラックだと思います。 もちろん、ジョンがお手本にしたであろう レイ・チャールズのヴァージョンも必聴です。
　ＣＣＲというバンドは、ジョン・フォガティの作る曲と彼のヴォーカルがメインなのは言うまでも無く、 本アルバムでもジョンは絶好調ですが、 他の３人のメンバーが作るバックの安定したリズムがあってこそということを付け加えておきたいと思います。
(May 28, 2011)