Looking Back with Music

収録曲
1. On the Wings of a Nightingale
2. Danger Danger
3. The Story of Me
4. I'm Takin' My Time
5. The First in Line
6. Lay,Lady,Lay
7. Following the Sun
8. You Make It Seem So Easy
9. More Than I can Handle
10. Asleep

　ドンとフィルの兄弟デュオ＝エヴァリー・ブラザーズが不仲によるとされた解散から11年ぶりに復活をとげた 第１弾アルバムです。
　ビートルズのクローズ・ハーモニーはエヴァリー・ブラザーズの影響が大きく、 デビュー当時は、フォー・エヴァリー(４人のエヴァリー)と呼ばれる事もありました。
　特にポール・マッカートニーはエヴァリー・ブラザーズが好きだったようで、 ウィングス時代の曲「幸せのノック」(Let'em in) の歌詞にもフィルとドンを登場させています。
　１曲めのアルバム・タイトル曲は、そんな ポール が曲提供をし、ギターでも参加しています。 復活一発目にふさわしい、アコースティック・ギターの音がさわやかな彼ららしい曲でヒットチャートにも登場しました。
　2.「デンジャー・デンジャー」は１曲目とはうって変わって彼らとしては、かなりハードなロックになっています。
　3.「ストーリー・オブ・ミー」は ELO(Electric Light Orchestra) のジェフ・リンが作ったドリーミーなスロー・バラードです。
　4.「テイキン・マイ・タイム」はギターサウンドが軽快なロックン・ロールです。
　5.「ファースト・イン・ライン」は美しい曲で二人のコラース・ワークを堪能できます。
　6.「レイ、レディ、レイ」はボブ・ディランの カントリー時代の名曲 のカヴァーで、ディランの素朴な感じのアレンジとは違い、ロックっぽいアレンジになっています。
　7.「フォローイング・ザ・サン」はドンの作になるカントリー・バラードで、とてもメロディーの綺麗な曲です。
　アルバムのプロデュースはポップなロックン・ローラー＝ デイヴ・エドモンズ が担当し、エヴァリー・ブラザーズのイメージを壊すことなくハードさも加え 軽快なロック・ポップ･アルバムに作り上げていると思います。
(February 6, 2011)