Looking Back with Music

収録曲
1. Wouldn't It be Nice
2. You Still Believe in Me
3. That's Not Me
4. Don't Talk (Put Your Head on My Shoulder)
5. I'm Waiting for the Day
6. Let's Go Away for Awhile
7. Sloop John B
8. God Only Knows
9. I Know There's an Answer
10. Here Today
11. I Just wasn't Made for These Times
12. Pet Sounds
13. Caroline, No

　一般的なビーチ・ボーイズ=「海」「陽気」みたいなイメージとは全く違う雰囲気で 発売時は大ヒットしませんでしたが、ビートルズの 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band) の制作に影響を与えたといわれています。
　数多くの投票でトップかそれに近い上位に選ばれる、これぞ名盤という感じですが、 あえて最初に紹介するアルバムとして選びました。
　聴くほどに味が出る、ブライアン・ウィルソン・ワールド全開の音の洪水です。 眼をつぶりリラックスして聴きたいアルバムでもあります。
　1.「素敵じゃないか」はポップで日本語タイトルどおりの曲です。
　2.「僕を信じて」はクラシカルな雰囲気でアルバム中、特に癒される曲です。
　5.「待ったこの日」は力強さと美しさを併せ持った見事な曲です。
　7.(LPのA面ラスト)「スループ・ジョン・B」は アルバム中ではちょっと違う雰囲気のフォークソングのカヴァーで他の曲とは録音時期も違います。 既にシングル発売されていて、アルバムにヒット曲を入れたいというレコード会社の方針で 入ったものと思われます。個人的には大好きな曲でアルバム構成的にも結果アクセントとなっている気がします。
　8.「神のみぞ知る」はポール・マッカートニーのお気に入りとしても有名で、 メロディの美しさ、コーラスとまさに天国にいるような気分になります。
　9.「救いの道」タンバリンが印象的なブライアン流 ウォール・オブ・サウンド の傑作だと思います。
　10.「ヒア・トゥデイ」は驚異のベース・ラインでスケールの大きさを感じる曲です。
　このアルバムの後、シングル「グッド・ヴァイブレーション」(Good Vibrations) の大成功を挟んでビーチ・ボーイズは混迷の時代に入ります。(September 26, 2010)